« November 2013 | トップページ | January 2014 »
December 24, 2013
flickrお試し中
これまで、オンラインの写真共有サービスとして「フォト蔵」を使ってきました。国内の写真共有コミュニティとしては最も活発で制限も少ないサービスだったので使い勝手が良かったからです。しかし、先日フォト蔵のサービス仕様が改訂されました。
■主な変更内容
- 3年間ご利用のない会員のデータを削除します
- 写真の保存サイズ(寸法)を、最大長辺2048pxに変更します
- ファイルサイズの制限を、1枚あたり最大15MBに拡張します
- オプションサービス「フォト蔵プラス」の提供を開始します(有料オプション)
1と3は、普通に利用している分には問題にならないでしょう。問題は、2と4の項目です。
これまでの仕様では、アップロード出来る画像のサイズ(ピクセル数)に制限がありませんでした。そのため、画素数の多いデジカメのファイルでもオリジナルのJPEGをそのまま登録する事が出来ていました。他のサービスでは上限があり、アップロード時に自動で縮小リサイズされしまったりします。フォト蔵にはその制限が無かったのですが、今回の仕様変更でサイズ制限が出来てしまいましたので、画素数の多いデジカメ(デジタル一眼レフ等)のオリジナル画像がそのままでは登録出来なくなってしまうわけです。
その制限を解除するためには、4番目に挙げられている新設された有料サービス「フォト蔵プラス」(500円/月)を利用する必要があります。
サービス仕様改訂の理由は理解できますし、新設された有料サービスの内容と料金自体にも納得感はあります。とはいえ、月々の出費が500円増えるというのは、懐具合を考えるとあまり嬉しい物ではありません。
そんな訳で、ここからが本題になりますが、フォト蔵の代替サービスとして、flickrの利用を始めてみました。まだ試用中といった段階で、機能や使い勝手を確認してみている状況です。
とううことで、flickrに登録した写真をここに貼付けてみたいと思います。
<HTML>

Camera: PENTAX Q7, Lens: PENTAX-08 WIDE ZOOM, f=4.5mm(21.0mm)
写真を1枚をHTMLで貼付けるのは問題ないですね。まったく手間要らずです。
<iframe>
Camera: PENTAX Q7, Lens: PENTAX-08 WIDE ZOOM, f=3.8mm(17.5mm)
iframeで埋め込む事もHTML同様に手間要らずなんですが...。目的の写真やセット(アルバムのようなもの)だけでなく、左右の矢印をクリックすると登録した(公開している)写真を全て見れてしまうんですね。この仕様は良し悪しです。
iframe版にはキャプションやロゴが自動で入るので便利ですが、HTML版とiframe版は使い分けが必要そうですね。
最後に、セットに登録した写真のサムネイル一覧を表示させてみたいと思います。そのためのHTMLコードを生成する機能としてFlickr badgeというのがあります。
いくつかの設定を選択するだけで、貼付け用のコードが生成されますので、それをCopy and Pasteするだけです。まあ、それだけでは芸が無いので(?)、少しアレンジしてみました。
www.flickr.com
|
てるりん's ミューザ川崎 photoset |
www.flickr.com
|
てるりん's 2013.12.06 九品仏浄真寺 photoset |
とりあえず、やりたい事は一通り出来そうです。使い勝手については、慣れなんでしょうかね。
2013 12 24 12:37 PM | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック
December 20, 2013
当たりました
PENTAX K-3のデビューキャンペーンに申し込んだところ、B賞が当たり、こんなものが送られてきました。
Camera: Apple iPhone 5s
写真家吉村和敏氏監修のARTISAN&ARTIST製の「K-3オリジナルストラップ」と、全プレの「K-3 Photographer'sダイアリー」です。
当たったのは嬉しいのですが、たぶんどっちも使わないでしまっておくだけになると思います。実のところ、このストラップの色はあまり好きな系統の色ではないのと、この色がブラックボディのカメラにはあまりマッチしてないように思えるので...。(^^;
でも、カーキ色って、本来もっと明るい茶系の色だと思うんですけど。この色は、どっちかというとオリーブドラブ?
カーキ | オリーブドラブ |
2013 12 20 01:03 AM | 固定リンク | コメント(2) | トラックバック
December 18, 2013
PENTAX-08 WIDE ZOOM
先日発売されたPENTAX-08 WIDE ZOOMを入手しました。焦点距離は3.8mm~5.9mmでQ7で使用した場合の35mm判換算焦点距離が17.5mm~27mmとなる超広角〜広角域のレンズになります。
これまで自分の持っていたレンズで最も広角なものは、魚眼レンズであるsmc PENTAX-DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED[IF]を除けばsmc PENTAX-DA12-24mmF4 ED AL[IF]です。広角端の12mmは35mm判換算では約18mmですから、08の広角端はこれよりも広角となり、自分としては未体験の焦点距離・画角のレンズになります。
ということで、買って早々開封して、画質云々はさておき、まずは画角の確認です。
Camera: PENTAX Q7, Lens: 08 WIDE ZOOM, f=3.8mm(17.5mm)
広角端でも極端に目立つディストーションはありません。やはり同じ画角でも魚眼とは違うんですね(あたり前(^^;)。
Camera: PENTAX Q7, Lens: 08 WIDE ZOOM, f=5.9mm(27mm)
倍率たった約1.6倍のズームレンズですが、写る範囲にはこれ程の差があります。広角レンズの焦点距離1mmの差は、望遠レンズの1mmの差より大きいのはあたり前ですが、改めて確認してみると軽い驚きを覚えます。
撮像面サイズの小さなフォーマットだとは言え、この画角のレンズをよくまあこのサイズで作れたものです。Qのズームレンズの中では最も小さなレンズです。その小ささとのトレードオフなのでしょうが、開放F値が3.7(W端)〜4.0(T端)と、他のレンズに比べてやや暗めです。暗所の撮影では、他のレンズよりも1段程ISO感度を上げる必要が出てくるかもしれません。
おそらく、レンズの小型化に拘らなかったら、もっと明るいあるいはもう少し安価なレンズになったのではないでしょうか。まあ、その辺は割り切りが必要です。レンズを含めたシステムトータルのコンパクトさがQシリーズの魅力でもありますしね。
レンズの性能に関しては、写真家の田中希美男さんはご自身のブログの中で「Qの交換レンズの中ではダントツ」と絶賛されています。
ただ、超広角レンズですので、逆光耐性が気になるところです。その辺は使いながらぼちぼちと確認して行こうと思います。とりあえず、別売の専用フードPH-RBF49は必須ですかね。
ちなみに、フィルター径が49mmなのでDA40mmのフード(MH-RC49mm)が使えるかなと思って着けてみたら、広角側で盛大にケラレました(笑)。
2013 12 18 08:51 PM | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック
December 07, 2013
残秋の彩り
奥東北で生まれ育った人間には、東京の季節の移り変わりは長年暮らしていてもちょっと分かり難いものです。暦では師走に入ったと言うのに、都内ではまだあちらこちらで紅葉を楽しむ事が出来ます。今はいったい秋なのか冬なのか(笑)。
そんな微妙な季節の中、先日入手したFA31mmの試し撮りも兼ねて、残りわずかとなった紅葉を求めて出かけてみました。自宅から電車を乗り継ぐ事20分程の近場、東急大井町線九品仏(くほんぶつ)駅前にある、浄真寺というお寺です。9体の阿弥陀如来像が安置されている事から「九品仏(くほんぶつ)」とも呼ばれている名刹だそうです。
Camera: PENTAX K-3, Lens: smc PENTAX FA31mmF1.8AL Limited
(画像をクリックすると「フォト蔵」のサイトへジャンプします。)
Camera: PENTAX K-3, Lens: smc PENTAX FA31mmF1.8AL Limited
(画像をクリックすると「フォト蔵」のサイトへジャンプします。)
Camera: PENTAX K-3, Lens: smc PENTAX FA31mmF1.8AL Limited
(画像をクリックすると「フォト蔵」のサイトへジャンプします。)
Camera: PENTAX K-3, Lens: smc PENTAX FA31mmF1.8AL Limited
(画像をクリックすると「フォト蔵」のサイトへジャンプします。)
Camera: PENTAX K-3, Lens: smc PENTAX FA31mmF1.8AL Limited
(画像をクリックすると「フォト蔵」のサイトへジャンプします。)
Camera: PENTAX K-3, Lens: smc PENTAX FA31mmF1.8AL Limited
(画像をクリックすると「フォト蔵」のサイトへジャンプします。)
これは、先日も訪れた等々力渓谷の茶屋の野点傘(のだてがさ)です。
FA31mmで撮った写真を観ての感想ですが、第一印象として感じたのは「抜けの良さ」です。とにかくクリアーな絵。それから高い解像感。銀塩時代に設計された光学系であるのに、最新デジタル一眼レフの高解像度に耐える解像度を持っているようです。
今回の写真は全てJPEG撮って出しそのままで、全くいじってません(50%縮小のみ)。露出以外の設定は全て共通で、以下の通りです。
WB: 太陽光
カスタムイメージ: 鮮やか(ファインシャープネス: +2)
デジタルフィルター: OFF
ハイライト補正/シャドー補正: AUTO/弱
記録サイズ/画質: L(6016x4000)/★★★
ディストーション補正/倍率色収差補正/周辺光量補正: OFF/OFF/OFF
ローパスセレクター: OFF
Camera: PENTAX K-3, Lens: smc PENTAX FA31mmF1.8AL Limited
(画像をクリックすると「フォト蔵」のサイトへジャンプします。)
最後の1枚は、最初の写真と同じ写真ですが、こちらはRAWから「カスタムイメージ: ナチュラル」で現像してみました。こちらのほうが自然な色合いが出ています。コントラストやシャープネスもキツすぎず良い感じです。FA31mmの写真ではナチュラル設定のほうが合うような気がします。
とにかくF31mmの性能については素晴らしいの一言です。後はこれを使いこなす腕次第って事ですね。
![]() |
2013 12 07 01:33 PM | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック
December 05, 2013
smc PENTAX-FA31mmF1.8AL Limited ウエポン化
先日、某中古カメラ店で、念願のsmc PENTAX-FA 31mmAL Limited(ブラック、良品、ただし付属品なし)を入手しました。外装にややスレがありますが、一般的な使用状態でついた程度のものです。レンズ内には小さな埃がいくつか入ってますが、写りに影響するものではありません。箱や専用ケース等の付属品がついてないため、一般的な中古良品の相場価格に比べると1万円ほど安く買う事が出来ました。
smc PENTAX-FA31mmF1.8AL Limited ブラック
このレンズは、銀塩写真時代から今に至るまで現役ラインナップされいるレンズで、その高い性能や描写の味によって多くのファンを持っている銘レンズです。その性能や評価はここに書くまでもありません。既に多くの方がブログやレビューサイトに評価を書いてくれていますし、サンプル画像にも事欠きません。
ただ、このレンズには大きな弱点が一つあります。逆光に対して非常に弱いのです。強い光源が画面中あるいは周辺にあると、他のレンズに比べてフレアやゴーストの発生やコントラスト低下が激しいのだそうです。
APS-Cの一眼レフカメラ(Kシリーズ等)で35mmフルサイズ用のレンズを使用する際は、ファインダーで見えていないレンズ周辺部に強い光が入ってしまってる事があるため、より注意が必要です。
一応、このレンズにはフードついてます。しかし、実はこのフードが厄介物なのです。フード自体が浅すぎるためにほとんど役に立っていません。
他のレンズならここで、汎用フードを買って来て取り付ければ済む話なのですが、このレンズのフードはレンズ筐体に作り付けで取り外す事が出来ないんです。フィルター径に合うフードを取り付けようと思っても作り付けフードと干渉してしまい取り付けられません。
しかし、先人達(?)は、この汎用フードをそのまま取り付ける事が出来ない問題を回避して深いフードを取り付ける方法を編み出してくれています。通称「ウエポン化」と言われている方法です(語源は知りません)。
一番有名な方法は「八仙堂」の継ぎ手リングを使用して、フード取り付け位置を作り付けのフードより前まで持ってくる方法です。具体的な方法は、こちらの記事などを参照してもらったほうが早いでしょう。他にもいくつか方法があるようです。
継ぎ手リングは特殊な部材で、一般の量販店では入手が難しいようです。ケンコーのOMリングセットは量販店でも買えますが、FA31mmのフィルター径58mmに合う物は(現行品には)ありません。そこで、自分は「八仙堂」のものを使わず、もっと一般的に入手しやすい部材で2通り試みました。方法論的には一緒ですが。
・ケース1:フィルター枠三段重ね
使用したものは、以下の通りです。
1. ケンコー製MCプロテクター×3枚(レンズは外して枠だけ使用)
2. ケンコー製標準レンズ用メタルフード58mm
ケンコー製標準レンズ用メタルフード58mm(左)、ケンコー製MCプロテクター×3枚(右)
MCプロテクターのレンズを割って、その枠を3段重ねします。1枚の厚さが約4mmなので、3枚で12mm延長になります。これで、作り付けフードより前にネジが出てきますので、ここにメタルフードを取り付ければ干渉しません。
こんな感じで連結する。
連結して装着すると、こんな感じになる。
ウエポン化したFA31mmF1.8AL Limited(左)と、FA77mmF1.8 Limited(右)の比較
あたり前ですが、レンズ全長が伸びてしまいました。FA31mm専用のレンズキャップはユルユルで使えません。ケンコー製のこのフードは62mm径のレンズキャップが合うように作られているので、PENTAX純正の62mmレンズキャップを使えば良さそうです。
あと、フィルター枠側面の文字がちょっとウルサイですね。サインペンかなにかで塗りつぶせばいいのでしょうけど、どうなんでしょうか?
・ケース2:DA40mmF2.8 Limited用フジツボ型フード
使用したものは、以下の通りです。
1. マルミ製ステップダウンリング58mm–49mm
2. smc PENTAX-DA40mmF2.8専用フジツボ型フード(MH-RC49mm)
マルミ製ステップダウンリング58mm–49mm(左)、MH-RC49mm(右)
FA31mmのフィルター用ネジにステップダウンリングを装着し、そこにDA40mm用のフジツボ型フードを装着します。
装着するとこんな感じ。
これならレンズ全長は伸びませんので、FA31mm専用のレンズキャップがそのまま使えます。見栄えも悪く無いと思います。
さっそく、「ウエポン化」の効果の検証…、と行きたいところですが、いざやろうと思うとなかなか逆光でフレアやゴーストの出るシーンを作れません。難しいところです。
と言うことで、とりあえずケラレや周辺光量だけ確認してみる事にします。カメラを三脚に据えて、面の明るさが均一っぽい被写体を探して(今回はとりあえず部屋の窓のすりガラス部分)、同一の露出設定で撮影しました。
Camera: PENTAX K-3, Lens: smc PENTAX-FA31mmF1.8AL Limited
露出: ISO100, F1.8, 1/1250s
ウエポン化: なし
Camera: PENTAX K-3, Lens: smc PENTAX-FA31mmF1.8AL Limited
露出: ISO100, F1.8, 1/1250s
ウエポン化: ケース1(フィルター枠3段重ね+標準レンズ用メタルフード)
Camera: PENTAX K-3, Lens: smc PENTAX-FA31mmF1.8AL Limited
露出: ISO100, F1.8, 1/1250s
ウエポン化: ケース2(ステップダウンリング+DA40mmF2.8専用フジツボ型フード)
あらら、ケース2では盛大に周辺光量落ちが発生してしまいました(汗)。予想はしていましたが、ケース2はNGのようです。ファインダーを覗いた限りでは問題なさそうに思えたのですけど…。ケース1は、目視で確認する限りでは周辺光量落ちは無く、特に問題は無さそうです。
どちらのケースもケラレは発生しませんが、ケース1はあくまでAPS-Cのイメージサークルにおいてケラレが発生しないだけであって、35mmフルサイズで使用する場合はほぼ確実にケラレてしまうでしょう。とりあえず今はその辺は考えないでおきましょう。
ケース2については、もっと開口部の径が広い他社製のドーム型フードを使用すると問題ないといった事例も(Google等で検索すれば)見受けられるので、そういった例を参考にするといいかもしれません。
とりあえず自分はケース1で運用してみようと思います。
次は機会を見つけて、外撮りで写りの検証をしなきゃいけませんね。