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May 27, 2011

節電の夏を乗り切るために

 たまには写真やカメラ以外の事も書いてみます。と言っても、mixiのレビューに書いたネタなんですけれども。

「扇風機を買おう。」そう思ったのは、あの3.11の大震災から一ヶ月半くらい経った頃でしょうか。

 極度の暑がりの私は、例年の夏は冷房の設定温度を21〜24℃くらいにして過ごしているのですが、さすがにこの夏は福島原発の事故による影響で関東の電力が足りたくなりそうということで、例年通りという訳にはいかないだろうと思いました。

 冷房が使えない夏...。そんな夏の事を考えるだけでとてつもなく憂鬱な気分になってしまいました。

 さすがに今年の夏は扇風機が必要だろうと思い至りましたが、扇風機なんてもう10年以上前に何度目かの引っ越しの際に実家に送り返してしまいましたので手元に扇風機がありません。実家の物置から引っ張り出してきても、高校を卒業して独り暮らしを始めたあたりに買ったものなので、もはや20年以上経つ骨董品です(歳がばれる)。

 さて、どんな扇風機が良いのかと考えた時、何日か前に見たこの記事を思い出しました。

 「Business Media 誠:節電時代の救世主? 美しい扇風機「GreenFan2

 バルミューダというメーカーのデザインコンシャスな扇風機「GreenFan2」です。

 この扇風機の特徴はデザインだけでなく、省電力と静穏性です。扇風機を選ぶにあたって、とりあえずこの扇風機を軸に、省電力と静穏性を条件として色々比較検討してみようと考えました。

 ちょっと探してみたら、省電力と静穏性を兼ね備えて似たような性能のものを見つけました。東芝の「SIENT(サイエント)」という扇風機です。

 どちらの扇風機も省電力と静穏性をウリにしています。性能も良く似ています。

製品名消費電力音の大きさ(最弱時)
GreenFan23W〜17W13dB
SIENT3W〜20W16dB

 一般的な普及価格帯の扇風機で、消費電力は20W(最弱時)以上です。それと比較すると、3Wというのは“超”がつくほどの省電力です。また、置き時計の秒針音が20dB程度との事ですので、13〜16dBがいかに静かか想像できるでしょう。

 両者の違うポイントとしては、GreenFan2はコンパクトさ、SIENTは首が縦に振れるところです。

 他にここまで省電力と静穏性を兼ね備えた製品はなさそうでしたので、もうこの二者のどちらかしかないだろうと考え、実物を見に行ってきました。

 SIENTは首の縦振りに期待していたのですが、実際には期待した程ではなく縦振りによる効果もあまり無いように感じました。そして、大きすぎました。一般的な扇風機と比べてフットプリント(設置面積)が大きすぎます。広いリビングのあるお宅でなら良いでしょう。
 GreenFan2は、まずそのデザインに惚れました。シンプルでミニマル。一言で言えば、「Appleが作ったような扇風機」です。 2010年度のグッドデザイン賞をとっただけのことはあります。さらにフットプリントも小さく六畳間などに置いても邪魔にならないだろうと思いました。

 という事で、結果として、GreenFan2を購入しました。お店では「人気商品なので注文いただいても1〜2ヶ月先の納入になります。」と言われたんですが、私がAmazonでチェックした時点では「3〜4日以内に発送」となっていました(5/26現在は在庫切れで入荷予定未定となってます)ので、Amazonで購入しました。

 で、実際に数日後に届きました。本体は組み立て式で、40cm四方の箱に収まっています。さっそく組み立ててみました。工具は要りません。誰でも簡単に数ステップで組み立てられます。

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 実際に使ってみると、その静穏性に感動します。風の強さが4段階に切り替えられるのですが、一番弱い状態ではモーター音も風切り音も聞こえません。一段階強くしてもさほど音の大きさは変わりません。あまりに静かで、扇風機を回している事を忘れてしまい、電源を切らずに出かけてしまいそうになる程です。
 もう一段上げるとようやく風切り音が聞こえますが、気になるレベルではありません。最強にするとさすがにモーター音も風切り音も大きくなりますが、それでも普通の扇風機よりはるかに静かです。

 一番弱い状態とその一段階上の風は、まるで優しいそよ風のようです。特殊な羽の形状で風を反射・拡散させて複雑な“面”の風を作り出しているので自然に近い心地よい風になり、かつ弱い風でも遠くまで届くのだとか。
 睡眠時に一晩中つけっぱなしにして自分に風があたるようにしておいても、エアコンや他の扇風機のように体が冷えすぎたり乾燥しすぎたりする事がありません。

 一番強い段階はサーキュレーターモードとも言い、室内の空気を攪拌・循環させるために使用出来ます。この時、風の到達距離は10mにも及ぶそうで、広いリビングや吹き抜けのあるようなお宅でも十分有効に使えそうです。うちはそこまで広くありませんので、3段階目まででも十分ですが。

 さて、ここまでは良い事づくめのようですが、若干気になる点もあります。まず、電源がACアダプタである点です。壁コンセントに直接挿す場合はいいのですが、電源タップなどを介する場合に他の穴を塞いじゃう可能性もあります。
 もうひとつは赤外線リモコンです。本体受光部がベース部分の下の方にあるので、設置場所の周辺の床になにか物があったりすると赤外線が遮られてしまい、上手くリモコン操作出来ない事があります。
 あと、持ち手が無いので移動させる際に持ちづらいという事もあります。組み立て式なのでヘッド部分を持ち上げると外れてしまいます。ヘッド部分の背面にあるため持ち上げた時にバランスが悪いのが難点です。組み立て式なので、持ち上げた際に接合点にかかる負荷も不安な点です。片手で持つのでなく、もう一方の手でポールやベース部分を持ったほうがいいでしょう。
 しかし、どれも欠点と言う程の事ではありません。

 普及型の扇風機が5,000〜10,000円弱で買える事を考えると34,800円という価格は非常に高価です。しかし、「そんな高い扇風機が売れるわけが無い」という業界関係者の常識を打ち破って品切れになるほどのヒット商品になりました。
 省エネというニーズにマッチし、品質もデザインも良く、独自技術による革新性も。高いけどそれだけの価値があります。手を抜かずに良い物を造れば高くても売れるという良い実例です。
 買う前は扇風機が3万円もするのか...、と思っていましたが、買って良かったと思います。非常に満足度の高い扇風機です。

2011 05 27 02:34 AM | 固定リンク

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